引退前のきらきらうえつで弁当&ビール!シメには酒田ラーメンを

きらきら弁当とビール



2019年12月15日のラストランで引退したきらきらうえつ。2001年11月から約18年間、新潟駅・酒田駅間を走り続けてきました。18年間運行してきたということは、昨今増えてきた観光列車のようなものの走りでもあり、それだけ魅力があったということ。

そこにどんな魅力を感じるかどうかは人それぞれでしょうが、ひとつこんな魅力もあったと言えるでしょう。

電車と弁当とビールと。

そんな組み合わせ。それがどんな電車であろうと、どんな弁当であろうと、どんなビールであろうと、この3つが組み合わされば最高なのですが、「きらきらうえつ×きらきら弁当×風味爽快ニシテ&エチゴビール ピルスナー」の三位一体は最高の中の最高。

2017年12月に、この最高を楽しんできました。

きらきらうえつ乗車券

雪の少ない曇天の新潟を走るきらきらうえつ

新潟駅10:13発。

10時頃にホームへ行くと、すでにきらきらうえつが入線していました。

きらきらうえつ

ちょっと時間があれば、駅構内の売店で弁当やビールを買い込んでもいいんですが、今回のきらきら弁当や風味爽快ニシテ、エチゴビール ピルスナーは車内で購入。

車内の売店で購入すると、ボックス席を一定時間使用することができ、そこでゆったり弁当とビールを楽しむことができるのです。この日は平日だということもあり、乗客も多くなく、4人がけのボックス席を独り占めできました。

きらきらうえつボックス席

しかし、弁当を買ったとはいえ、出発は10:13なので昼食にはまだ早い。

なので、4両編成の端から端まで一通りチェック。そしてやっぱり先頭車両からの車窓もついつい見てしまいます。

きらきらうえつ運転席

新潟駅を出て少しすると、鉄橋を渡ります。阿賀野川でしょうか。

冬の新潟は豪雪だと勝手に思っていたのですが、さほど雪はありません。例年こうなのか、たまたまこの日は雪が少なかったのかわかりませんが、雪のない曇天の空の下、きらきらうえつは走り続けます。

阿賀野川

海岸線を見ながら弁当&ビールがハイライト

きらきらうえつを端から端まで見て、先頭車両からの車窓を眺めていたとはいえ、きらきらうえつは4両編成。11時前には一通り車内でできることは済ませてしまったような気がします。

ただひとつを除いては。

そう。電車&弁当&ビール。

そして今日は旅の空。12時にならないと昼食を食べてはいけないなんて決まりはありません。昼休みはいつなのかと問われれば、いつでも昼休みなのです。

ボックス席に移動し、はやる気持ちを抑えながら、

ぷしゅッ!

と風味爽快ニシテを開けてプラカップに注いだところで、きらきら弁当のおしながきを確認。

きらきら弁当

はやる気持ちを抑えながら、と書きましたが、抑える必要もありません。おしながきを見ていると、はやる気持ちが増幅されていきます。

弁当の蓋を開けてみるとこの通り。

きらきら弁当

まずは風味爽快ニシテを一口。

このビール、確かに風味爽快ではあるんですが、麦芽の甘味もしっかり感じられるんですね。一般的に弁当は濃い目の味付けですが、それにも味が負けず、合わせやすそうな気がします。新潟和牛牛蒡煮をちょびっと食べて、風味爽快ニシテを飲むのが最高でした。

きらきら弁当とビール

こうして弁当とビールをチビチビ楽しみながら車窓を眺めていると、いつの間にかきらきらうえつは日本海のすぐそばを走っています。

いかにも冬の日本海という感じ。遠くに見えるのは佐渡でしょうか。

冬の日本海

そして、きらきらうえつは途中の桑川駅で数分停車。

桑川駅は目の前が日本海で、笹川流れの最寄り駅だとのこと。笹川流れとは景勝地の名称で、美しい海岸線が10キロメートル近くにわたって続いているそうです。

とはいえ、そこまで行っているほどの時間はない。なので、改札を少し出て冬の日本海の風に吹かれてきました。

桑川駅

桑川駅前です。改札を出て徒歩30秒。

このときは、ああ佐渡がこんな近くに見える! と思ったのですが、よくよく調べてみると、粟島というもっと小さい島でした。先ほどの「佐渡でしょうか」も実は粟島。

きらきらうえつはまたしばらく海岸線を走り続けます。そんな車窓を見ながら、今度はエチゴビール ピルスナー。この海岸線を望む時間が、今回の旅のハイライトでした。

ビールを飲んだ後のシメには酒田ラーメン

きらきらうえつは日本海の海岸線を離れ、内陸へ入ります。北上していることもあるのか、内陸だからか、徐々に雪景色に。

海岸線を離れてどれくらい時間がかかったかは覚えていませんが、終点の酒田まではさほど時間はかかりません。

実は、きらきらうえつでは停車駅が近づくたびに、その駅での特産品やイベントなどの情報をアナウンスしてくれていました。アナウンスを聞いていると、機会があったら今度行ってみようと思わせるような内容で、しっかりと地域の魅力を発信しているなあと思ったものですが、実は申し訳ないことにあまりその内容を覚えていないのです。

その理由のひとつとして、終点である酒田のアナウンスがその時の自分にとって最も魅力的だったから。

「酒田をいま熱くしているのは、ラーメンです」

酒田駅

そのアナウンスを聞いてすぐ検索。酒田駅を降りると、駅からさほど遠くなく一番おいしそうな店へ直行。

日本海の車窓ときらきら弁当をつまみにビール。そしてシメは酒田ラーメン。

酒田のラーメン

これはもう……最高ですか。