#今日のビール は大山Gビールのヴァイエンホップです。
地元で収穫したホップをそのまま醸造に使ったフレッシュホップビールなのですが、ここ最近で飲んだフレッシュホップビールの中でも最高においしかったのでご紹介。ヴァイエンホップは以前から造っていたようですが、飲んだのは今回が初めてです。
大山Gビールの敷地内自家栽培ホップを使ったヴァイエンホップの味わいは?
大山Gビールが敷地内でホップ栽培を始めたのが2009年のこと。もともと梅園だった敷地だそうで、その「ばいえん」とドイツ語で愛情などの意味がある「Weihen」をかけて、ヴァイエンホップというビールを造ったようです。この敷地内で栽培されたホップを使っています。
2021年のヴァイエンホップで使っているホップは、カスケードとチヌーク。カスケードといえば、アメリカンホップの代表的な品種で、柑橘系の香りが特徴です。いわゆるクラフトビールはカスケードというホップがあったから成立したと言ってもいいくらいのホップ。そういった流れがあるので、アメリカの影響を受けたビールは柑橘香バリバリなのですが、ヴァイエンホップは違います。
そもそも多くのフレッシュホップビールがそうなのですが、青々としてみずみずしい香りが特徴的です。ヴァイエンホップもしかり。もちろん柑橘香もありますが、適度に抑えた感じ。
そして、苦味とのバランスも最高です。フルーティーな甘味が現れたあとに、じんわりと強めの苦味が。余韻としても軽く苦味が残る感じです。ホップをあまりにも使いすぎることで味のバランスが崩れてしまうようなこともなく、ホップの魅力を適度に詰め込んでいるようなビールに仕上がっています。
とにかく、世の中のフレッシュホップビールの中でもかなりのレベルです。フレッシュホップビールの教科書として、多くの人に飲んでもらいたいですね、これは。うまい。
商品情報
ヴァイエンホップ
原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ
アルコール度数:6%