コエドブルワリーとUKIYO-E PROJECTのコラボレーションビール、時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)が2021年7月7日から販売開始されました。
川越のシンボルである時の鐘をモチーフにした快晴と夕暮をラベルデザインとし、ビールは麹や柚子皮を使ったブリュットIPAとなっています。
UKIYO-E PROJECTとは
今回コエドブルワリーがコラボしたUKIYO-E PROJECTとは、浮世絵職人の技術を未来へと繋げるプロジェクトで、2014年秋に立ち上げられました。
そもそも浮世絵とは日本の伝統的な木版画で、18世紀に多色摺りとなって発展していきました。「浮世」とは「今」「現代」という意味があり、江戸時代には当時のスターである歌舞伎役者などが描かれてきたのです。浮世絵を作るには絵師、彫師、摺師の職人の技術が必要で、UKIYO-E PROJECTはこれらの職人の技術で現代のスターや風景などを表現しています。
3人の職人によって作られた時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)
そのUKIYO-E PROJECTによる時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)は、下記3人の職人によって作られました。
絵師:マテウシュ・ウルバノヴィチ
彫師:三代目関岡扇令
摺師:伊藤達也
UKIYO-E PROJECTのウェブサイトでは、時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)のメイキング動画も公開しています。原画は意外と現代的な手法で作られるんだなというのがわかります。彫りと摺りは昔ながらなのかもしれませんが、作品紹介も含めて時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)の詳細については、
UKIYO-E PROJECTの時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)をご覧ください。
4人目の職人、ブルワーを加えて造った時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)
時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)をラベルデザインに使用したビール、時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)は、4人目の職人であるブルワー似内彬人が醸造したJapanese Style Brut IPA。
Brut IPA(ブリュットIPA)とは、アメリカで生まれた糖度0でドライな味わいのIPAです。簡単に言えば、ホップの華やかな香りがあり、すっきりした味わいといえるでしょうか。時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)は、麹や柚子皮を使って日本の味わいを表現したことで、Japanese Style Brut IPAとしているようです。
グラスに注ぐと、グレープフルーツやレモンのような香りが感じられます。この時点ですっきりした味わいだという想像ができるほど。実際に飲んでみても軽めの口当たりで、飲んだあとにもシトラス感あるフレーバーが鼻を抜けていきます。後味もドライで、また次の一口が飲みたくなるようなビール。
時鐘江戸俤(ときのかね えどのおもかげ)は、全国のスーパー、酒販店、百貨店などのほか、コエドブルワリーのオンラインショップから購入できます。