2023年のとれたてホップ!缶を開けた瞬間に広がるさわやかな香り

一番搾りとれたてホップ生ビール ビール

2023年も「一番搾りとれたてホップ生ビール」の季節がやってまいりました。気づいたら毎年飲んでいるのですが、ブログに書いたのは2021年だけのようで。

2021年の一番搾りとれたてホップ生ビールを完璧に味わう
2021年11月2日(火)は、一番搾り とれたてホップ生ビールの発売日でした。 今年で発売18年目になるこのビールは、岩手県遠野市で収穫したばかりのホップを100%使用しています。自分も実際に遠野に足を運んで取材したこともあるので、思い入れ...

一番搾りとれたてホップ生ビール」はとてもおいしいのですが、このビールに入れ込んでいるのは理由がありまして。このホップの産地である岩手県遠野市のお仕事に少し関わっているということと、やはりとれたてだからこその魅力があるということです。

一番搾りとれたてホップ生ビール

ホップがとれたてだと何がいいのか。「とれたて」という言葉自体がそそるような言葉なので、それだけでついつい購入してしまいそうですが、ホップがとれたてだと香りが違うのです。

簡単に言うと、一般的なビールに使われているホップは、収穫後に乾燥させて扱いやすいペレット状にします。そうすると、乾燥させるときに熱でフレッシュな香りが飛んでしまうんですね。それでも残る香りはあるんですが、フレッシュな香りはなくなってしまう。

でも、とれたての状態(実際にはとれたてのホップを急速冷凍させたもの)でビール醸造にホップを使うと、フレッシュな香りをビールにつけることができるのです。

一般的なビールと、とれたてホップのようなフレッシュホップビールのどちらがいいというわけではなく、味わいの違いを楽しむのがおもしろい、といえるでしょう。乾燥させたホップは干しぶどう、とれたてホップ(フレッシュホップ)はとれたてのふどう、という違いといえばわかりやすいでしょうか。

一番搾りとれたてホップ生ビール

さて、2023年のとれたてホップです。2023年はホップの収量があまりよくなかったそうですが、今年の「一番搾りとれたてホップ生ビール」は例年以上にしっかりとした香りだと感じました。体調の変化があったせいかもしれないですけど。

缶を開けた瞬間に広がるさわやかな香りが最高です。じんわりとした苦味が最後に現れて、またさわやかな香りとともに飲みたくなる。本当に最高なビールです。ケース買いして間違いないですよ、ホントに。

一番搾りとれたてホップ生ビール

投稿者プロフィール

ビールライター。1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在はウェブ、紙を問わずさまざまな媒体で記事を執筆している。日本ビアジャーナリスト協会のビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書)など。

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