2021年4月2日にRacines FARM to PARK(ラシーヌ ファーム トゥー パーク)を訪れた時のレポートと、2017年11月に南池袋公園を訪れたときのレポートです。2021年4月は、まだ少し桜が残っていて気温も適度だからか、南池袋公園はそこそこの人出でした。
密! というほどの人出ではなかったですが、空いているとはいえないレベル。こんな感じ。
公園でくつろぐならともかく、Racines FARM to PARK内でゆっくりしたいということであれば、予約をおすすめします。基本的に混んでいるので、いきあたりばったりだと席がないなんてことに。この日も予約していきました。2023年3月に予約なしで訪れましたが、早い時間だったのでギリギリ入れた感じ。
ちなみに写真のビールは、南池袋公園にあるカフェRacines FARM to PARKのオリジナルビールであるリッチアイランド。豊島区なのでリッチな(豊)アイランド(島)ということで。
正確なスタイルはわかりませんが、ちょっと軽めのセッションIPAのような印象ですね。ふわっと柑橘系の香りがあって、軽い苦味が余韻として残ります。うまい。
リッチアイランドはベアードブルーイングで造っているようです。そりゃあうまいのは当然ですね。リッチアイランドはRacines FARM to PARKでないと飲めませんが、ベアードビールはAmazonでも買えますのでどうぞ。
ラシーヌ ファーム トゥー パークの夜をゆっくり楽しむ
2021年4月に訪れたときは、ちょっと早めの17時から。
当然リッチアイランドは飲むわけですが、ベアードビールの限定ビールもありました。四姉妹スプリングボック。スプリングボックのしっかりした味わいに合う料理は、やはり肉ですね。
というわけで、ナチョスだったり、
グラタンだったり、
とにかくおいしくてしゃれたメニューがそろっています。意外と静かですし、ビールとおいしい料理でゆっくりとした時間を過ごすには最適な場所だと思います。
街の印象をガラッと変えた南池袋公園とラシーヌ ファーム トゥーパーク
以下、2017年4月に訪れたときのレポートをどうぞ。
南池袋公園は、2016年4月にリニューアルオープンしました。
2009年に公園を閉鎖して、2014年から工事を開始。豊島区の公園を核としたまちづくりの一環で、リニューアルオープンの際にRacines FARM to PARK(ラシーヌ ファーム トゥー パーク)ができたというわけです。
個人的な見解を述べさせていただければ、池袋なんてあまり印象のよくないところで、所詮はただの乗り換え駅にすぎず、たまにビール飲んだり書店に行ったりラーメン食べたりルミネで買い物したりスタバで仕事してみたりと、大して利用価値のないところと書こうとしたけど意外と利用してるじゃないか、ってな感じの不思議な街でした。
ですが、ここのところ街としてのレベルが上がっているという話で、その原因が南池袋公園らしいのです。
といっても公園ですよ。たかが公園ひとつで街の印象が変わるかと。
そう思うのですが、いいから行ってみろという声が私のまわりでも多数ありまして、ちょっと調べてみたらオリジナルビールを出しているというじゃないですか。
行ってみました。
実は、この入口のちょっと前から、「あ、これは負けた」と思いました。何に負けたのかは自分でもよくわからないのですが、池袋は昔の池袋ではなくなっているように思ったのです。
ほら。
ほら。
ここはニューヨークのセントラルパークですよ、と言ってもほんの少しの違和感だけですむくらいの公園。その公園を見守るかのように「Racines FARM to PARK(ラシーヌ ファーム トゥー パーク)」があります。
なにこのオサレ感。
店の前ではこんなことしたり、
こんなことしたりしてました。テレビの取材のような人たちも。
ホットドッグのような軽食やドリンクも店の前で購入できます。
本当にセントラルパークにいるかのようで、もうこの時点で池袋にいるということを忘れていました。ええ、セントラルパークには行ったことないんですけれども。
ラシーヌファームトゥーパークでオリジナルビールのリッチアイランドを!
さて、軽く見渡しただけでもなかなかの公園だということはわかりましたが、私の目的は公園でそのものではなく、ビールです。店内で何か食べ物とビールを買うことにします。
これが池袋……!?
ウッディな店内、明るい自然光、こ、これは私の知っている池袋ではないッ! どう考えても池袋ではないッ!
しかし、考えても考えても池袋であったので、諦めて注文。樽ビールは5種類つながってました(2017年の情報です)。
- リッチアイランド(ベアードビール)
- ウィートキングウィット(ベアードビール)
- 帝国IPA(ベアードビール)
- サッポロ黒ラベル(サッポロビール)
- 白穂乃香(サッポロビール)
そしてボトルビールはこの5種類。すべてベアードビールですね。
- シングルテイクセッションエール
- ライジングサンペールエール
- スルガベイインペリアルIPA
- 黒船ポーター
- 修善寺ヘリテッジヘレス
どうですか、この充実度。
南池袋公園オリジナルというか、ラシーヌオリジナルというか、ここでしか飲めないリッチアイランドは「豊島」ってことですね。330mlで880円。当然これを注文しました。ちなみに、アルコールは午前11時からの販売です。
そして、フードはこの店のウリっぽいグリルドチーズサンドウィッチ / プレーンを。
これは最高。
天気もいいし、これは最高としか言いようがない。
いやあ、最高やで、コレ。 #南池袋公園 で、オリジナルビールの「リッチアイランド」(豊島ってことね)。どこで造ってるのかは不明だけど、シトラスアロマが心地よいセッションエール風。 #ベアードビール を結構揃えてる。行くべし。 pic.twitter.com/kemyBmFbtF
— 富江弘幸|ビールライター・編集者 (@hiroyukitomie) November 4, 2017
ツイートの通り、シトラスアロマがあってちょっとトロピカルな感じも。最後には意外と苦味がしっかり残ります。セッションエール風と書きましたが、アルコール度数は5.6%となってました。
どこの醸造所で造っているのか店のおねいさんに聞いてみたところ、「あ、えーと、少々お待ちいただけますか……」とのこと。混んでるところにそんな時間をとらせてしまうのもアレなので、「あ、わからないなら大丈夫です……」と。
今度は平日に行って聞いてみよう(後日調べたら、ベアードビールで醸造しているとのことでした)。
家族連れも楽しめる南池袋公園
で、飲みながら食べながら公園を見渡すわけですが、子どもが遊んでいたり、カップルで寝そべっていたり、ただ寝てるだけの人もいたり、いろいろです。
ちょっとした子どもの遊び場もあっていい感じ。
平和です。
これだけ人が芝生に入っていたりすると、芝の状態が気になるところですが、こんな感じ。
まあ、冬って感じの見た目ですね。でも寝そべるにも問題ないですし、しっかり管理されているんじゃないでしょうか。
と思ったら、しっかり管理しているようです。
結論としてはですね、公園ひとつで街の印象が変わったと言わざるを得ません(個人の感想です)。
暖かい日に芝生でゆっくりビールを飲んでみてください。