中南米のビールをあなどるなかれ!IPA、ホワイトエール、アンバーラガーなど多彩なビール

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とある中南米食品専門店に行ってきました。といっても、何か用事があって行ったのではなく、ただ単にふらっと入ってみただけです。

そういった店に限らず、日本の普通のスーパーに入ったときでもそうなのですが、基本的にはお酒コーナーでどんなビールを扱っているかチェックします。まあ、多くの場合、大手ビールが大部分を占めているんですが、たまに「おっ!」という品揃えのスーパーやコンビニがあったりするんですよね。

そういう店を見つけると「酒販担当者の方と乾杯したい!」という気持ちになるものです。

しかしですよ。しかし、こういった中南米とかアジア関連の食品を扱っている店では、だいたい現地のピルスナーしか置いていないものなのです。そもそも中南米やアジアの国々では、そこまで多くのスタイルを造ってはいないですからね。まあ、仕方ないとは思います。

そんな感じで中南米食品専門店に入り、酒コーナーを見たらこんなビールが売っていました。

セルベッサ

おいおいおい、意外とやるじゃないですか。一番右のビールはペルーで、残り3つはメキシコのビール。これ全部ピルスナーではありません。

スタイルでいうと、左からIPA、ホワイトエール、アンバーエール、ダークエールです。もちろんピルスナーもありましたけどね。テカテとか。しかしいいじゃないですか、このラインナップは。

メキシコのビールといえば、このデザインにも似ているんですが、デイ・オブ・ザ・デッドをモチーフにしたデイ・オブ・ザ・デッドというビールがありまして、2013年頃から日本に入ってきていたと思います。デイ・オブ・ザ・デッドというのは死者の日ってことで、そのビールもガイコツのデザインでした。

最近は全然見なくなったのでもう輸入していないんでしょうかね。デイ・オブ・ザ・デッドは、IPAやホワイトエールなど多彩にそろえていて、すごくいいビールでした。実際おいしかったです。

と思って調べてみたら、デイ・オブ・ザ・デッドを輸入していた会社が上記写真の左2つアジェンデ ザ・デッドビールを輸入しているようですね。もしかして……同じ醸造所でブランドリニューアルしたとか……?

そのあたりはまたちょっと調べてみましょうかね。今日のところは太平洋を渡ってきたビールを休ませつつ、自分も休みます。

投稿者プロフィール

ビールライター。1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在はウェブ、紙を問わずさまざまな媒体で記事を執筆している。日本ビアジャーナリスト協会のビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書)など。

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