缶詰のレベルを超えた「牛たんデミグラスソース煮込み」をビールと!

牛たんデミグラスソース煮込み 家飲み・中食

超絶プレミアムな缶詰をいただきました。

その名も「牛たんデミグラスソース煮込み」! 1957年創業の木の屋石巻水産が作っている缶詰です。

木の屋石巻水産
創業昭和32年の水産加工品メーカー。宮城県石巻市で、鯨大和煮をはじめとする、新鮮な三陸の魚を使用した缶詰・加工品を製造しています。

5年かけて作り出した牛たんデミグラスソース煮込み

木の屋石巻水産は、その名の通り宮城県石巻市にある会社で、金華サバやクジラ、マグロの缶詰などをメインに販売しています。その会社が足掛け5年の歳月を経て造り出したのが、「牛たんデミグラスソース煮込み」です。

牛たんデミグラスソース煮込み

同社では、何度か牛たんの缶詰を作る機会があったものの、従来の缶詰製法では満足いく食感にならなかったそうです。 熱がかかりすぎるせいか、牛タンかどうかわからない食感に。そこから何度も改良を重ね、満足できる商品になったのがこれ。

牛たんデミグラスソース煮込み

「牛たんを厚切りにカット」「厚く、柔らかな牛たんは口の中でとろけるおいしさ」など、期待を持たせる言葉が並びます。

本当にとろける牛たんデミグラスソース煮込み

牛たんデミグラスソース煮込み

缶詰を開けると、ぎっしりと牛たんが詰まっています。デミグラスソースの割合も多そうに見えますが、本当にぎっしり牛たんが詰まっていて、箸で取り出すのもちょっと苦労しました。

牛たんデミグラスソース煮込み

こんな感じで大きめにカットされた牛たんが入っています。

缶ごと5分湯煎すると、こだわった食感がよくわかるとのこと。今回は残念ながら湯煎ではなく常温でした(次は必ず……!)。

ですが、常温でも十分とろけるおいしさでした。口の中でほろっと崩れて、とろけていく感じが心地いい。「歯がいらない」とはまさにこの状態。

デミグラスソースの味わいも素晴らしい。しっかりとした旨味が感じられながらもしつこくない味わい。缶詰のレベルを超えていて、店で出てきてもおかしくない味わいです。牛たんがゴロゴロ入っているので、これだけでおかず1品になりますね。

牛たんデミグラスソース煮込み

今回はヱビスビールと合わせてみましたが、ビールも止まりません。いくらでも飲めそう……と思いましたが、ベストな組み合わせとしてはやはり濃色系ビールかなと思いました。アルトあたりがいいんじゃないでしょうかね。IPAでもよさそうです。

ごちそうさまでした。

投稿者プロフィール

ビールライター。1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在はウェブ、紙を問わずさまざまな媒体で記事を執筆している。日本ビアジャーナリスト協会のビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書)など。

富江弘幸をフォローする
家飲み・中食
富江弘幸をフォローする
タイトルとURLをコピーしました