コロナ禍で飲食店では酒類が売りにくくなったり、営業時間を短くしたりという対応が求められたこともあり、これまでやっていなかったランチ営業を始めるようなお店も増えてきました。
そして、その傾向はビアバーでも同様。以前からランチ営業を行っていたビアバーも含め、ビアバーのランチを紹介します。
ただし、記載当時とは状況が異なる場合もあります。訪れる際には、事前に営業状況をご確認ください。
【新宿】ブラッセルズビアプロジェクト新宿のランチ
ブラッセルズビアプロジェクト新宿は、ブラッセルズビアプロジェクトというベルギーの醸造所の店舗で、ブラッセルズの系列店のひとつです。
1階はほぼカウンターですが、2階はすべてテーブル席。かっこいい内装です。そしてランチメニューはこちら(2021年6月現在)。モバイルオーダーでテーブルから注文する感じですね。
今回はもち豚ロースカツのスパイシーカツカレーを注文。ライスと副菜2種、サラダ付き。店員さんによると一番人気だそうで…こちら!
これはおいしそう。日本のトンカツのようなカツではなく、シュニッツェル的ですね。衣が薄い感じ。カツは1枚だけじゃなくて、1.5枚といったところですかね? 隙間がないように敷き詰められています。
圧巻。
そしてカレーはスパイシーなサラサラ系。スパイスやハーブがいろいろ入っている感じがしますね。スパイシーとはいいつつも、辛くないです。思ったよりも辛さが抑えられていて、たぶん辛いのが苦手な人でも食べられるレベルだと思います。でも、スパイス感はあっておいしい。
カレーは大好きなんですが、食べたあとに疲れないカレーが食べたくなることがあるんですよね。自分の感覚として、辛いカレーは体力使うようなイメージです。でも、このカレーは疲れない。おいしい。
ということで、新宿でランチを食べる際にはまた寄りたいなと思いました。
ごちそうさまでした。
【新宿】YONA YONA BEER WORKS新宿東口店のランチ
YONA YONA BEER WORKSは、2021年7月現在、東京都内に8店舗を出店しています。営業状況は店舗によって変わるのですが、今回はYONA YONA BEER WORKS新宿東口店でランチを食べてきました。
しかし、ランチとはいってもランチメニューがあるわけではなく、昼12時から通常営業しているという感じです。なので、グランドメニューの中から、ランチに食べるっぽいものを注文することに。以前はランチメニューやっていたような気もするのですが(調べてみたらウェブサイトにはランチメニューがありました。なぜこのときはランチメニューじゃなかったのか……?)。
ちなみに、スマホからQRコードを読み込んで、ウェブでメニューを確認、注文するスタイルです。お会計も領収書もすべて専用のウェブから。で、ドキドキしながら注文してみました。
注文したのは生パスタ 鉄板ナポリタン。なんかこれが一番ランチっぽいかなと。
横からみるとこう。
メニューの表記どおり、生パスタなので食感がモチモチです。そして太麺。これはなかなか好みのパスタですね。具材はソーセージに加えて、野菜もたっぷり。ビールも何か飲みたいところでしたが、この日は仕事だったので我慢。
ランチメニューとランチビールはまた次の機会に。
ごちそうさまでした。
【新宿】ブルックリンパーラー新宿のランチ
ブルックリンパーラー新宿は、新宿駅からはちょっと歩きます。最寄り駅としては新宿三丁目駅ですね。マルイアネックスの地下になります。
ここはビアバーとはいえないかもしれませんが、ブルックリンパーラーでしか飲めないブルックリンパーラーエールがあるんですよね。確か常陸野ネストビールが造っていたと思います。ほかにも、ブルックリンラガーや常陸野ネストビール各種を提供していたと思うのですが、緊急事態宣言中はもちろん提供なしです。
ランチはハンバーガーがメイン。ハンバーガーだけで何種類かあり、トッピングを追加することができます。
が、この日に食べたのは、チキンカツのバゲットサンド /葡萄といちじくのマスタードでした。
パンについてはあまり詳しくないのですが、かためながらもっちりした歯ごたえのパンでした。
そしてチキンがやわらかい。葡萄といちじくのマスタードということで、フルーティーで酸味のあるソースがチキンカツに抜群に合ってました。これはビールと一緒に味わいたい……!
が、こんな状況なので、コーヒーです。ランチにはドリンク(コーヒーまたは紅茶)がついてきて、15時まではおかわり自由。
いやいや、おかわりしなくても結構な量ですよ……。こういう状況であまり長居することはないかもしれませんが、ありがたいです。
ごちそうさまでした。
【五反田】Far Yeast Tokyo Brewery & Grillのランチ
JR五反田駅から徒歩5分ほど、東急池上線の高架下にあるファーイーストブルーイングのお店です。もともとは、デリリウムカフェなどを展開するEVER BREW株式会社の「リオ・ブルーイング・コー」があったところ。2020年10月からFar Yeast Tokyo Brewery & Grillとして営業しています。
Far Yeast Tokyo Brewery & Grillのランチメニューは以下のとおり。
- 国産鶏もも肉のハーブグリル 1,000円
- ハーブ三元豚 肩ロースのグリル 1,000円
- オーストラリア産 バベットステーキ 1,200円
- 煮込みハンバーグ 牛すじデミグラスソース 1,000円
- 特製ビールキーマカレー 1,000円
- シュリンプサラダプレート 1,200円
- チキンサラダプレート 1,100円
国産鶏もも肉のハーブグリルあたりがウリなんでしょうが、これは以前食べたことがあるので、この日は特製ビールキーマカレーを注文。
サラダ付き。
こういう店のおしゃれランチっていうのは、だいたいご飯の量が少なくて物足りないというのが定説ですが、Far Yeast Tokyo Brewery & Grillのカレーはご飯多め。多いな!とは思いませんが、十分満足できる量でした。
しかもご飯は五穀米的な(五穀米って言っていいのかわからないので)。
まあ、ヤングコーンやらパプリカやらが美しいこと。おしゃれ&美しい。そしておいしい。
キーマカレーってもっと水分が飛んだイメージだったのですが、こちらはそこまでではないですね。ひき肉が入ったカレーという印象。でもスパイシーで辛さも適度で、すごくいい感じ。
ビールも飲みたいところなのですが、今回は我慢。ちなみに、持ち帰り用の缶ビールなども売っているので、それ目当てで行ってもいいかなと思いましたね。
ごちそうさまでした。
【品川】常陸野ブルーイング品川のランチ
こちらはJR品川駅構内のエキュート2階にある、常陸野ネストビールのお店。もちろんビールが飲めるお店なのですが、緊急事態宣言時には酒類の提供なし。
ランチに関しては緊急事態宣言関係なく、以前から提供していました。コンセプトは「常陸野の風土を味わう」。茨城の食は豊かなのに意外と知られていないので、それを知ってもらいたいということで、常陸牛やつくば鶏などを使った料理を出しています。
ということで、つくば鶏のハーブチキンサンド(1000円)を注文しました。国産小麦100%のフォカッチャサンドで、ランチには全品フライドポテトがつきます。ドリンクセットにするとプラス300円。コーヒーは、ノルウェーのFUGLEN COFFEE ROASTERSが厳選した豆を使っているんだそうで。
モッチモチのフォカッチャサンドでしっかりした食感。このサンドに限らないんですが、ハンバーガーとかサンドってどうやって食べたらいいか迷うときありますよね……。つくば鶏の旨味を感じながら、むしゃむしゃ食べました。
こんな状況だからか、店内はかなり空いています。ゆっくりさせてもらいました。
ごちそうさまでした。
キリンシティのランチ
大手ビール関連のビアバーも紹介しておきましょう。まずはキリンシティ。
キリンシティは、キリンビールの関連会社であるキリンシティ株式会社が運営するビアレストランです。2020年6月現在では全国に30店以上を展開しています。
ランチは全店で統一されたメニューが基本でありつつ、店舗によってちょっと変えている部分もあるのでは、と思っています(調べたことはないです)。が、ライスの大盛りが無料かどうかは、確実に店舗によって違いますね。
牛挽肉のガパオ
ということで、今回は基本中の基本のようなランチメニュー、牛挽肉のガパオです。
キリンシティのメニューは、これといって特徴的なものはないんですよね。一番搾り<黒生>を使った黒ビールカリーはまあ特徴的かもしれませんが、名物ランチ的なものはない感じです。ですが、全体的に味のレベルが高い。普通においしいといったら失礼ですが、おいしいのです。
牛挽肉のガパオもおいしい。普通のガパオは豚肉ですかね。ライスも普通の日本の米なので、本場な感じではないのですが、おいしいです。さっきからおいしいしか書いていないですが、おいしいのです。
ビールなんて付けると最高ですね。優勝です。1500円もしない金額で優勝できるというのは素晴らしいコスパ。
ちなみに、写真のビールは496で1杯680円でしたが、小さいサイズのランチビールであれば、1杯280円ですからね。キリンラガー、一番搾り<黒生>、ハーフ&ハーフが選べます。いやあ最高です。
美しい泡。
ごちそうさまでした。
サクラマスのペペロンチーノ
2021年7月から8月にかけての限定メニュー(のはず)ですが、キリンシティのウェブサイトがリニューアルしたようで、新しいウェブサイトにはランチメニューの記載がなく、正式名称がわかりません。
が、おいしかったので写真とともに紹介します。
いつものことながら、キリンシティのパスタは量が多い。大盛りにしたらどんなことになるのか。それでいてクオリティも高いので素晴らしいです。
このメニューは、サクラマスを使っていることとペペロンチーノであることは覚えているのですが、本当にメニュー名が思い出せません。まあ、おいしいのでいいのですが、ちょっと悔やまれます。
サクラマスはとてもやわらかく、口の中でとろける感じ。そこにセロリのシャキシャキ感とパスタのプリッとした食感が組み合わさって、最高としか言いようがありませんね。
期間限定のメニューなのですが、これはレギュラーメニューにしてもらいたいくらい。サクラマスの時期じゃないと難しいんでしょうけどね。
ごちそうさまでした。
銀座ライオンのランチ
続いては銀座ライオンです。
銀座ライオンは、サッポロホールディングスのグループであるサッポロライオンが経営するビアバーです。1899年8月4日に恵比壽ビヤホールが開業して以来、120年以上の歴史があります。一度注ぎで注がれたビールも魅力ですね。
そんな銀座ライオンのランチは、平日と休日でちょっと違っているようなのですが、この日は休日。こんなメニューでした。
どれも魅力的ですね。全体的に、はやりとか映えを意識したものではなく、昔からの定番メニューという感じですね。ナポリタンやオムハヤシライス、ビヤホールのチキンライスなんて特にそんな感じがします。
で、この日に選んだのはビヤホールのチキンライス。そして、エーデルピルスも。黒ラベルやヱビスビールも魅力的ではあるのですが、エーデルピルスは店でないとなかなか飲めないですからね。
最高です。
エーデルピルスのこの上品で強めの苦味がたまらないんですよね。一気に飲んでしまいそうですが、ビヤホールのチキンライスが来るまで、できるだけ抑えながら飲んでいました。
美しい。
そうこうしているうちに、やってきましたビヤホールのチキンライス。
ケチャップベースで味付けされたライスに、チキンの竜田揚げがのっています。竜田揚げもしっかり揚げたて。最近は緊急事態宣言やらまんぼうやらの影響か、来客数が少なくなっていて、この日も自分以外には1組しかいませんでした。なので、自分のためだけに竜田揚げをわざわざ揚げてくれたのだなあと思ったり。
ころもはサクっと、肉はジューシー。これがエーデルピルスの苦味に合うのです。
絵になる。
ごちそうさまでした。